1) アダム ガダーン(Adam Yahiye Gadahn)
アルカイダの中で最も有名な外國籍のテロリスト ガダーン容疑者は1978年生まれの33歳。元の名前はアダム パールマンといい、米國オレゴン州に生まれ、大學在學中にイスラム教を信じるようになった。1998年にパキスタンに移住、アフガン難民と結婚し、後にアルカイダに加わった。
ガダーン容疑者は2004年から「アメリカ人アッザーム」などの名前でアルカイダが発表する多くの映像に登場し、米國に対して自らの侵略行為を悔い改め、また賛同者に対してより多くの西側世界への血生臭い襲撃を行うよう呼びかけている。2006年にガダーン容疑者は米國で第2次世界大戦後に半世紀ぶりに反逆罪で起訴された人物となった。
ガダーン容疑者はアルカイダの中でも特別大きな決定権を持つわけではなく、「米國人が米國人を攻撃する」という宣伝効果を生み出すことが中心となっている。反テロの専門家達は同容疑者をPRのツールと見なしているものの、米連邦調査局はアルカイダの「國際イメージ大使」である同容疑者を危険視し、必ず捕らえると述べている。