英紙デイリー?テレグラフ(10日付)は「日本には國家を指導する真の政治家が必要」と題する記事を掲載した。概要は以下の通り。
ここ數人の首相の業績から判斷すると、菅直人氏が1年間首相の座に殘ったのはかなり良い方だ。菅氏は8日にこの節目を乗り越えた。
菅氏は誠実で勤勉な政治家として知られる。菅氏は民主黨の改革を望むも果たせずにいる。派閥間のもめ事と高官任命をめぐる裏の動きによって民主黨政権は國民を失望させ続けてきた。
鳩山由紀夫前首相在任中の9カ月間、民主黨は確かに改革と國の建て直しを試みた。だが肯定に値する全ての行動は、普天間基地移設問題における鳩山氏の優柔不斷な姿勢の陰に覆い隠されてしまった。
09年の総選挙で鳩山氏に敗れた麻生太郎元首相は自民黨に殘っていた名聲を使い果たした政客として人々に記憶されるだろう。その前の福田康夫元首相は日本政治の膠著局面を打開できないとして08年9月に辭任した。その前任の安倍晉三元首相はこの不安定な地位にちょうど1年殘ったが、彼は名聲を得ず、政界になんら美談を殘すこともなかった。
安倍氏が霞んで見えたのには小泉純一郎元首相の存在がある。小泉氏は最近の首相の中では真の政治家としての手腕を最も備えていた。小泉氏は5年5カ月という異例の長い任期を満了し、最後は自ら望んで身を退いた。今日本に必要なのは、このような政治家だ。
「人民網日本語版」2011年6月13日