今日まで中國共産黨は90年の歳月を歩んできた。中國は內憂外患から脫し、世界に融け込み、世界第2の経済大國となった。第17期中共中央政治局第9回集団學習で解説者を務めたことのある宋泓氏(中國社會科學院世界経済政治研究所國際貿易研究室主任)は「90年來、中國は対外開放の過程で転換と飛躍を何度も経験した。中共は國の開放に努めてきた。常に堅持してきたこの積極的な姿勢は、困難や試練を経験しても変わることはなかった」と指摘する。「中國新聞網」が伝えた。
近年來、中國のいくつかの対外開放政策が西側諸國で白熱した議論を呼び、「対外開放政策は後退している」との聲も上がっている。宋氏はこれ賛同せず、「西側諸國には誤解がある」と指摘する。外資誘致を例に取ると、中國は管理ノウハウや営業(yè)網の獲得のため、かつて外資に稅制?土地使用上の數々の優(yōu)遇策を提供してきた。現在中國は國際産業(yè)の発展に伴い、中國企業(yè)と外資系企業(yè)が同じスタートラインに立って公平に競爭することをより望んでいる。
「國際ルールから言えば、一國の対外開放政策は內資と外資を平等に扱い、外國製品と國産製品を平等に扱うべきだ。今日の中國はちょうどこの新たな段階に達している」と宋氏は指摘する。
対外開放を新たな段階へ推し進めると同時に、貿易バランスの実現を図るため、現在中國は輸入拡大をさらに重視するとともに、企業(yè)の海外投資を積極的に支持している。中國はより積極的かつ能動的な開放戦略を実施し、さらに市場を開放する。これはすでに中共上層部が公の場で何度も強調している発展の道筋だ。
宋氏は數年前に起きた世界金融危機を振り返り、中國への影響が大きくなかった重要な原因として「過去數十年の対外開放の過程で、中國は常に自らの発展を柱にし続け、対外開放は國內経済の発展を促進する重要な手段であったこと」を挙げる。
「人民網日本語版」2011年6月17日