資料寫真:キッシンジャー氏
ヘンリー?キッシンジャー元米國務長官は17日にトロントで2700人余りの専門家を前に「21世紀において中國は自己抑制を會得すべきだ。一方米國は自らの新たな位置づけを會得し、臺頭を続ける中國に適応すべきだ」と表明した。「La Agencia EFE,S.A.」が伝えた。
1970年代に米國が中國に対して扉を開く手助けをしたキッシンジャー氏は「今世紀中に中國が世界をリードする強國になることはない」「今世紀中に中國が米國に取って代わり世界最大の強國になることはない」と指摘。一方、ハーバード大學のニール?ファーガソン教授らは明らかに反対の意見だ。
キッシンジャー氏は「米國は注意深く選択をすべきだ。越えてはならない一線を中國に越えさせては斷じてならない」「米政府は自國が世界の海洋を自由に航行する権利、特に中國関連海域での航行権を斷じて放棄してはならない」と強調。「われわれは全く新たな世界秩序に足を踏み入れつつある。われわれの慣れた世界秩序とは多少異なるものだ。この新たな秩序において中國はますます重要な役割を発揮することになる」と述べた。
米CNNのファリード?ザカリア氏は「今後數年間に直面する國內問題が、中國が世界の主要な強國になることを阻む」と指摘した。
「人民網日本語版」2011年6月21日