中共中央対外宣伝弁公室は22日にプレスブリーフィングを開き、中國共産黨による反腐倡廉(汚職に反対し、清廉を唱える)の取り組みについて説明した。また、呉玉良?中央紀律検査委員會副書記が國內外の記者の質問に答えた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
■「劉志軍事件」は依然調査段階
中央紀律検査委員會は今年2月、劉志軍?前鉄道部長による紀律?法律違反問題の立件調査を発表した。國內外メディアはこのニュースに直ちに注目した。米ウォール?ストリート?ジャーナル紙の質問に呉副書記は「劉志軍事件は依然調査段階にある。調査終了後に情報を公表する」と述べた。
「劉志軍事件」の教訓に関する質問に、呉副書記は「わが黨はかねてより各級黨?政府指導層トップの教育、管理、監督を強く重視し、効果的な措置を多く講じてきた。例えば『中國共産黨黨內監督條例(試行)』の公布、中央と各省(自治區?直轄市)共産黨委員會によるパトロール機関の設置、中央紀律検査委員會による中央國家機関駐在機構への統一的管理の実施などだ」と述べた。
呉副書記は「昨年中央は『中國共産黨黨員?指導幹部の廉潔な政務に関する若干の準則』『黨?政府主要指導幹部と國有企業トップの経済責任監査規定』を施行し、指導幹部の監督?制約の仕組みをさらに整備した。これらの措置の実施によって各級黨?政府指導幹部、特にトップへの監督が的確に強化され、良好な効果を上げた」と述べた。
「劉志軍への調査?処分は、まさにわが黨?政府の汚職対策への斷固たる決意、汚職対策のたゆまぬ強化を物語るものである。汚職分子に対しては、それが誰に関わろうとも、徹底的に調査し、決して寛大な措置は取らない」と、呉副書記は國內外の記者にきっぱりと表明した。
■「権力のオプション化」を阻止