中國海軍が公海で行った通常の訓練が最近日本國內で激しく議論されている。日本の政界には緊迫が走り、一部のメディアや學者は中國海軍の目的をいろいろ解読している。「海洋資源爭い」や「米國に対抗した世界の覇権爭い」のほかに、最近日本國內では「中國艦隊が遠洋に出るのは10年後に臺灣を統一するため」といううわさが流れている。6月29日付けの「環球時報」が伝えた。
中國軍事問題に詳しい平松茂雄氏は「産経新聞」で、70年代に入ってから中國海軍の艦隊が日本近海を通過して西太平洋ですでに4回も軍事訓練或いは演習を行っている。しかも軍艦の數はどんどん増えている。南中國海と東中國海地域における活動にも臺灣統一という軍事目的がある」とコメントした。
「現在、中國は2020年前後の臺灣統一に向け確実な行動を取っている。2021年は中國共産黨創設100周年にあたり、100周年の祝杯を臺北であげるため、中國は海上の軍事行動を加速させている。當然その目的を果たすには、それまでに臺灣を中華人民共和國の臺灣省にしなければならない。そうなれば、日本は海上で中國を封鎖することができなくなる。日本は十分に注意が必要だ」と続けた。
平松氏はさらに、中國の臺灣統一の最大の障礙となるのは米海軍だとし、そのため中國は1960年から様々なミサイルを配備していると強調。「これらのミサイルは日本周辺の米軍基地だけでなく、臺灣にも向けられている。近年、中國はさらに空母キラーと呼ばれる巡航ミサイルを開発した。こうしたことから、中國が確実に臺灣統一に向け布石を敷いていることがわかる」と述べた。
中國海軍の活動については自衛隊も警戒している。NHKによると、防衛省の折木良一統合幕僚長は先に行われた記者會見で、「ここ數年の中國海軍の太平洋海域における頻繁な活動から今後はさらに活動範囲が拡大し、常態化する恐れがある。これに対して自衛隊は警戒と監視を強化すると同時に作戦能力を向上しなければならない」と語った。
産経新聞の小森義久編集特別委員は「日本の中國に対する経済支援が中國の軍事的発展を助長し、中國の軍事力を高めている。日本は中國への支援を継続するべきではない」と呼びかけ、警戒を示した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年7月1日