◇日本の「第三の開國」に対する世界の期待
日本の「第三の開國」に対して世界が期待している。多くは、日本が禮を以って他に接し、生命を慈しむ「和」の文化を発揚し、歴史の潮流と世界の文化の趨勢に順応することを望んでいる。
(1) 「國家主義」による國民の舊文化的伝統ではなく、民族魂の再生を
國家主義による日本人の魂の再生は、民主體制を実施しながら國民が真の自由を享受できないところに根本的な問題があり、日本人が國際社會に融け込めず、合理的なグローバル意識?行動を形成できないこととも関係する。
第2の開國の際に発布された「教育基本法」は國家主義教育を否定しているが、日本文化の伝統的な影響から、「忠誠な國民」を育成するという弊害を徹底的に改めることはできなかった。もし、「第3の開國」が日本の民族魂の再生し、日本國民一人ひとりの生命の意義、自由に対する憧れ?追究を本當に重視したなら、日本は真に國際社會に融け込むことができるかもしれない。
(2) 生命を慈しむ「和」の文化を発揚
日本及び日本人は「武と和」という二面性を持っている。武士道の精神と桜の心を併せ持ち、時代によって違った反応を示す。農業文明時代、「和」の比重が「武」を上回り、千年以上の封建制の歴史の中で、戦亂は200年余りに過ぎなかった。産業文明時代の1868年から1945年の77年間、日本は8回大戦を経験、「武」がその中心で、「和」は「武」の道具でしかなく、日本の民衆、アジアの民衆に忘れ難い痛みを與えた。
「和」が世界的なテーマの情報化時代に入ったが、日本では「武」の暗流が常に波風を立て、國內外の紛爭が絶えない。そのため日本は「武」の暗流を克服し、「第3の開國」を行って「和」の文化を世界に広めなければならない。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年8月10日