ジェットコースターのような亂高下の回避は、今なお中米両國にとって現(xiàn)実的な課題だ。中米両國民はこの問題の解決に期待しているし、これは世界に対する責任でもある。中國の力の上昇に伴い、中米関係の持つ世界的影響力が日に日に明らかになっている。中米は共に大國として両國民の幸福度を高めるという極めて困難な任務、世界平和の維持という歴史的使命、世界の持続可能な発展の促進という重要な責任を擔っている。中米両國間の良好な実務協(xié)力は、グローバルな試練への対応における自信の強化に寄與する。ひとたび両國関係に問題が生じれば、その負の影響もグローバルなものとなる。
協(xié)力は中米関係の本流であり、協(xié)力によって21世紀における中米関係の基礎(chǔ)が固められた。協(xié)力によって中米関係に歴史的チャンスを創(chuàng)造できる可能性も十分にある。こうしたチャンスを捉えたいという中國の願いは誠実なものだ。二國間、およびグローバルなレベルにおける?yún)f(xié)力を米國とともに深めることを希望する。中米関係を安定的発展の軌道に乗せるための鍵は、やはり米政府が「繁栄する大國としての中國の登場」という現(xiàn)実を受け入れ、中米は勝つか負けるか、栄えるか衰えるかの関係ではなく、相互尊重と戦略的相互信頼にこそ両國の共通利益があることをはっきりと認識することにある。
國內(nèi)外のメディアは、バイデン副大統(tǒng)領(lǐng)が米債務危機後に初めて訪中する米高官であることに注目している。中米間には確かに問題が山積している。古くからの問題もあれば、新しい問題もある。これらが交錯しており、その複雑さは想像に難くない。だが世界経済の回復への新たな試練を前に、中米両國には世界に自信を與える責任がある。
「人民網(wǎng)日本語版」2011年8月17日