中國を訪問している米國のバイデン副大統領は20日午後、北京を離れ、特別機で四川省の省都成都に向かった。
成都では習近平國家副主席とともに2008年の四川大地震で被害のあった郊外の青城山高校と都江堰水利施設を見學し、四川大學で中米関係について講演した。
バイデン副大統領は演説の中で、「米國は米中間の健全な競爭を歓迎し、他の國を代価にした一國の臺頭に反対している」と述べ、「中國の発展は米國にとっても、世界にとっても積極的な意義があり、世界の経済発展や社會の繁栄を促す原動力になるだろう」と語った。
演説の中で、バイデン副大統領は、中國國民の渡米ビザの手続きが長時間かかる問題を改善するため、米國側は査証制度を見直すほか、輸出規制を改革し、數項目の対中輸出禁止令を解除することなどを明らかにした。
また、中米間の貿易については、「去年、米國企業の対中輸出額は1100億ドルに達し、米國で數十萬人の雇用を創出した」と述べ、「中米間の経済貿易協力を進めることは、両國と両國民に恩恵をもたらしており、これを両國の人々に意識してほしい」と期待を寄せた。
米國の信用格下げによるグローバル的な憂慮について、バイデン副大統領は、「米國経済は柔軟性と活力に溢れ、自己修正の力がある。米國國民は國の持続的な繁栄に大きな自信を持っている」と強調した。
?中國國際放送局 日本語版?より 2011年8月21日