◇民主黨政権下の中日関係、楽観視できず
09年に民主黨が自民黨を破って政権を握った際、中國は政権が交代すれば、中日関係が好転すると意味もなく楽観的だった。筆者は當時、こうした楽観的な感情に疑問を抱いていた。民主黨內で松下政経塾が大きな勢力を振るっているのがその理由だ。
自民黨出身の塾生は多くなく、要職経験のある塾生は尚少ない。それは同塾が人を訓練?育成するのみで、將來的な支援を行っていないからだ。卒塾後、政治家になるには各政黨の支持が必要だが、現在の自民黨は非常に考えが古く封鎖的で、二世、三世さらには四世議員が多數を占め、外に定員枠を回すことが難しい。一方、民主黨は若い政黨で、比較的オープンだ。まだ世襲が多くないため新人を支持することができる。
こうしたことから民主黨は清廉かつオープンで若いというイメージがある。これが09年の選挙で民主黨が自民黨に大勝した理由の一つでもあるが、外交関係ではそうではなかった。民主黨政権になってから、中日関係は問題が続出、日米関係でさえ後退した。
教科書政治家らが日本を最終的にどこへ引っ張っていくのかわからないが、民主黨政権の壽命は長くて次の衆議院選挙までのあと2年であることは誰もが知っている。その上、日本人の記憶が定かなうちは民主黨が政権を握ることはもうない。教科書政治家を嫌っているのは外國人だけではない。教科書を暗記するだけで、実際の政治力に欠ける彼らを日本人も嫌っている。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年8月23日