中國の習近平國家副主席は9日、北京の人民大會堂で、アルゼンチンのティメルマン外相と會見した。
習副主席は次のように述べた。國交を樹立してからの39年間に、両國関係は順調に発展している。2004年に戦略的パートナーシップを確立してから、両國関係は急速に発展する新しい段階を迎えている。雙方のハイレベルの交流は緊密で、政治的相互信頼は絶えず深まっている。両國は経済貿易、文化人的分野における交流と協力で大きな成果を収めている。雙方は、より公平で合理的な新しい國際政治秩序と経済秩序を構築するために努力し、重大な國際問題では緊密な連攜を保っている。昨年7月、クリスティーナ大統領が中國を公式訪問し、戦略的パートナーシップを深める問題や重大な國際問題について胡錦濤主席と意見を交換し、重要な共通認識を確認し、今後の両國関係発展の方向を指し示した。
さらに次のように話した。中國政府はアルゼンチンとの関係を非常に重視しており、両國首脳が確認した共通認識を実行に移し、戦略的相互信頼を深め、実務協力を拡大し、多國間の場における協力を緊密にし、戦略的パートナーシップを絶えず発展充実させ、両國人民に利益をもたらすために、アルゼンチンと共に努力していきたい。
ティメルマン外相は、両國関係についての習副主席の評価に全面的に賛同し、アルゼンチン政府は一つの中國政策を斷固として推進し、臺灣問題やチベット問題などでは中國の立場を斷固として支持していくと重ねて表明した。また次のように述べた。中國の発展はアルゼンチンにとっても、ラテンアメリカ全體にとってもチャンスである。中國との経済貿易や科學技術分野などの互恵協力を拡大して、共同発展を目指していきたい。世界の政治経済情勢は複雑に変化しているが、アルゼンチンは中國との連攜を強化し、両國関係を深めていく。
新華網日本語 2011年9月10日