韓國を訪問中の玄葉光一郎外相は6日午後、金星煥(キムソンファン)外交通商相とソウルで會談した。日本の植民地時代に従軍慰安婦にされた韓國人女性の賠償請求権問題について意見交換を行ったが、意見の隔たりは埋まらず、立場の違いが一層鮮明になった。韓國聯(lián)合ニュースが伝えた。
金氏は請求権問題をめぐる政府間協(xié)議を提案した。慰安婦問題は女性の人権にかかわる人道的問題との考えを強調(diào)、被害者の平均年齢が86歳に達しているとして、「大國として決斷を下すべき」と解決策の模索を日本側(cè)に求めた。
これに対し、玄葉氏は會談後の共同記者會見で、請求権協(xié)定をめぐる立場について「これまで一貫して示してきた」として明言を避け、「金外相と引き続き話し合いたい」と述べた。
聯(lián)合ニュースによると、玄葉氏の発言は「請求問題は解決済み」とする「韓日請求権協(xié)定」(1965年締結(jié))の立場を改めて示したもので、韓國側(cè)の提案を事実上拒否したものという。
「人民網(wǎng)日本語版」2011年10月8日