資料寫真:トルコに主戦戦車の開発技術を提供する韓國
10月18日から23日にかけて韓國ソウルで開かれた國際航空ショーは各大手軍需企業の舞臺となった。歐州、米國、イスラエルなどの有名企業が數々の有力製品を出展、韓國の軍需産業は開催國の強みを生かして國産兵器?裝備を売込んだ。ソウル國際航空ショーはまさに韓國が海外の軍需市場を全力で開拓している縮図となった。韓國は現在、本國産業の優位性と西側との軍事協力における便利な條件を生かして武器売卻の規模を拡大し、「アジア最大の軍需企業」になる勢いを呈している。「世界新聞報」が伝えた。
◇海陸空軍の兵器すべて売る
統計によると、昨年韓國は海外向けに12億ドル相當の兵器を売卻、今年の販売額は過去最高の16億ドルが見込まれている。韓國政府の計畫では、2020年までに韓國の軍需産業の年間輸出額は40億ドルに達し、5萬人の雇用創出につながる見通し。
韓國が海外に売卻する武器は、海陸空軍の主力裝備をカバーし、すでに大規模かつ全面的な方向に向かっている。韓國大宇造船海洋はインドネシアに209型潛水艦3隻を売卻する方向で話し合いが最終段階に進んでいる。この総額11億ドルという韓國最大の海外向け軍需品取引は11月には成立する。同社はドイツ、フランス、ロシアといったライバルに勝ち、優先協議権を得た。
また斗山グループも、インドネシアの國営軍需工場と艦艇を共同開発する協議などを結んだ。
資料寫真:練習機T-50
大宇造船海洋がロッキード?マーティン社と共同開発した練習機T-50は米空軍からの発注が見込まれ、イスラエルも同機に興味を示している。今回の航空ショーで、同社はユーロコプター社と共同開発した汎用ヘリコプターKUHの海外市場への売込みにも力を入れた。
韓國は自動車製造、造船などの分野で余った生産力を、利益の高い武器製造に回している。まだそれほど成熟していない韓國の航空産業でさえ武器輸出の分野でおこぼれを頂戴しようと狙っている。
◇中國と日本は西側との軍事協力が制限