來(lái)年の米大統(tǒng)領(lǐng)選まであと1年となった今、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が最も華々しく活躍しているのは外交だ。提案された空爆ではなく、海軍特殊部隊(duì)の投入によるビンラディン襲撃を決定。パキスタン、イエメン、ソマリアの敵対目標(biāo)の爆撃に無(wú)人機(jī)を投入し、著しい成果を上げた。リビアではわずか10億ドルでカダフィ政権を転覆させた。

だが失業(yè)率が9％にもなる現(xiàn)在、米國(guó)民にとって外交は最も関心の低い分野だ。その一方でオバマ政権の連日來(lái)の動(dòng)きは、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が米外交の切り札であるチャイナ?カードを切ろうとしていることをはっきりと示している。

今回のAPEC首脳會(huì)議でオバマ大統(tǒng)領(lǐng)はアジア太平洋自由貿(mào)易圏の構(gòu)築を提言し、8カ國(guó)と合意にいたった。中國(guó)はこれに含まれていない。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は、規(guī)定を満たせば中國(guó)の參加を歓迎するとしている。だがこれは中國(guó)に人民元の切り上げ、外國(guó)製品の知的財(cái)産権の一層の保護(hù)、國(guó)有企業(yè)への補(bǔ)助金の制限または停止を迫るものだ。これらはいずれも、中國(guó)経済に重大な調(diào)整を強(qiáng)いるものとなる。

水曜日のオーストラリア訪問(wèn)でオバマ大統(tǒng)領(lǐng)は東南アジアの同盟國(guó)への支援を強(qiáng)化するため、同國(guó)北部ダーウィンに米軍部隊(duì)2500人を駐留させる方針を発表した。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は中國(guó)をにらんだものではないと再三表明しているが、米國(guó)のアナリストは南中國(guó)海での中國(guó)の利益を抑え込むためのものとの見(jiàn)方で一致している。

米メディアはオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の対中強(qiáng)硬姿勢(shì)を大統(tǒng)領(lǐng)選と結(jié)びつけて捉えている。大統(tǒng)領(lǐng)選を前にしたオバマ大統(tǒng)領(lǐng)にとって最大の弱點(diǎn)は経済の低迷だ。9％もの失業(yè)率を抱えて再選を果たした大統(tǒng)領(lǐng)は過(guò)去數(shù)10年間、1人としていない。そんな中、共和黨の大統(tǒng)予備選に経済問(wèn)題の処理に長(zhǎng)けたロムニー氏が出馬したことは、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)にとって非常に大きなプレッシャーとなっている。