12月13日は南京大虐殺同胞犠牲74周年記念の日にあたる。13日午前、南京市內では防空警報が響き渡り、南京大虐殺記念館前には5000人が犠牲者に黙禱を捧げ、平和集會に參加した。それに対し、日本政府とメディアは集団沈黙を選択した。「日本新華僑報」の蔣豊編集長は環球網の取材に、日本は上から下まで集団で黙り込み、(苦い記憶を)忘れようとしているが、歴史を抹殺することはできないと語った。
12月13日は中國の人々が南京大虐殺で犠牲になった同胞を記念する日。中國人が74年前に起きた事に供養する傍ら、日本政府をはじめ、読売新聞、朝日新聞、一部の右翼メディアなど日本の大手メディアは上から下まで黙り込みを決め、南京大虐殺にはまったく觸れなかった。
蔣編集長は「日本は上から下まで集団で黙り込み、(苦い記憶を)忘れようとしているが、歴史を抹殺することはできない」と語った。
日本民主黨の歴史問題に対する認識と態度は比較的前向きで、自民黨の一部の右翼政治家とは本質的に相違がある。自民黨からすれば、民主黨にはほぼ「歴史の負擔」はない。民主黨は政権をとってから一度も靖國神社を參拝していない。しかもA級戦犯の分祀(ぶんし)まで提案し、歴史問題に対する態度は明らかに自民黨と異なる。
また、現在の民主黨の中には南京に訪れ、南京大虐殺記念館を參観したことがある議員も多く、彼らははっきりと歴史を認識している。しかしこの特殊な日に、民主黨は上から下まで何の態度も示さなかった。日本の民衆、メディアも沈黙を選択した。これは彼らが(苦い記憶を)忘れようとしているからだろう。
中日間にはいまだに化學兵器処理、中國人強制労働者への賠償など數々の歴史が殘した問題が橫たわっている。日本政府はこれに対し、「沈黙」するべきではない。「自己忘卻」は問題の解決にはならない。ましてや歴史の事実を抹殺することなどできない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月14日