國境問題を話し合うためインド訪問中の戴秉國國務委員は16日付のインド紙ザ?ヒンドゥーへの寄稿で、中印関係や中國の平和的発展理念について次のように説明した。
21世紀に入って以來、平和?繁栄志向の中印戦略的パートナーシップは急速な発展を続け、友好協力は次々と大きな成果を上げている。両國は様々な多國間枠組み、グローバルな試練への対応において聲を揃え、協調を緊密化している。中國はインドに対して胸いっぱいの友好の意を抱いており、自國の発展を一意専心に図ると同時に、インドとの長期的な友好協力関係の発展にも誠心誠意盡力し、インドの繁栄と富強、人民の幸福と息災を心から願っている。いわゆる中國が「インドに侵攻する」「インドを抑圧する」という問題は、全く存在しない。
中國は引き続き確固不動として平和的発展の道を歩む。平和的発展の思想は中華の優れた伝統文化に深く根差し、改革開放の実踐の中で徐々に探求?形成され、堅固な國家政策と戦略的基盤を備えている。世界の潮流に順応し、自らの基本的國情に立腳して導き出された理性的、戦略的選択だ。未來を展望すると、中印関係は巨大な潛在力を備え、協力の余地は無限で、関係発展の黃金期を前にしている。世界には中印両國の共同発展の余地と協力共栄の分野が十分にある。隣接する中印両大國の25億人民は手を攜えて歴史的チャンスを捕え、一致協力して友情と協力を発展させ、両國および両國民、全人類に幸福をもたらすべきだ。
「人民網日本語版」2012年1月18日