ハルツーム國際空港で、中水電集団公司の従業員を出迎える羅大使(前列左)
羅小光駐スーダン中國大使は30日、同國で行方不明になったり反政府武裝勢力に連れ去られた中國人労働者の迅速な捜索と救出をスーダン側に促した。新華社が伝えた。
中水電集団公司が進める南コルドファン州の道路工事現場で反政府武裝勢力の襲撃に遭った中國人従業員のうち17人が、30日夜にチャーター機でハルツームに到著した。襲撃時、17人は工事現場近くにとっさに隠れたため、武裝組織に見つからずにすんだ。17人は29日にスーダン政府軍に発見され、安全な場所へ護送。30日に北コルドファン州の州都オベイドへ移動した後、チャーター機でハルツームに到著した。同社の別の道路工事現場で働いていた従業員17人も同じチャーター機で到著した。
空港では羅大使に加えスーダン政府と軍の高官が34人を出迎えた。羅大使は事件について記者に「遺憾な事件だ。事件後、スーダン政府が中國側人員の救出に努力していることに感謝する。まだ行方不明者がおり、他にも反政府武裝組織に連れ去られた中國人がいる。引き続き最大の努力を盡くし、行方不明になったり連れ去れた中國人が無事に帰れるようにしてほしい」と述べた。
中水電集団公司が進める南コルドファン州の道路工事現場は28日、反武裝勢力「スーダン人民解放運動?北部」に襲撃された。當時現場にいた中國人労働者47人のうち、29人は反政府武裝勢力に連れ去られ、他に1人が行方不明となった。
現地中國大使館と中國當局は現在、スーダン側と連絡を取り、中國人労働者の救出と捜索に努力している。
「人民網日本語版」2012年1月31日