韓國紙?朝鮮日報は23日、韓國企業が「近代海軍?造船の本家本元」ともいえる英國に艦船を輸出すると伝えた。韓國大宇造船海洋は22日、英海軍の3.5萬トン級の給油艦4隻を受注した。受注額は7億ドルで、韓國の軍事関係輸出額では第3位。これは韓國の造船技術が認められたということだと報じた。
韓國の造船輸出は主に一般の商船分野に集中し、艦船の受注はインドネシアやベネズエラなど一部の國に限られている。
韓國の専門家によると、今回の英軍艦の受注は今後関連産業の輸出に積極的影響を及ぼすという。軍事関連メーカーの関係者は「給油艦は戦艦への各種物資輸送を擔當し、石油や弾薬、食糧など大量の物資を積載する。スピードが出せ、あらゆる先端技術を集積している。これを機に政府は艦船輸出ルートを開くため努力をするだろう」と話す。
韓國は昨年、精密兵器T-50超音速訓練機と「艦艇技術の結晶」といわれる潛水艦をインドネシアに輸出した。今回また英海軍の給油艦の受注成功はこれまで主に戦闘靴などの消耗品を輸出していた韓國の軍事輸出がさらにステップアップする足掛かりになるだろう。
韓國は現在、東南アジア、中東、中南米、アフリカを武器輸出の重點としているが、こういった地域は中國の軍事関連貿易の伝統的な市場でもあり、両國の間で回避できない競爭が見られる。この10年間、両國は何度か競い、全體的に中國が優勢ではあるが、韓國も少なくない市場を奪った。しかもシェアは益々拡大している。両國の軍事貿易データの変化からその傾向は見て取れる。
ロシアの世界武器貿易分析センターによると、中國の武器輸出総額はそれぞれ07年7億5700萬ドル、08年5億6000萬ドル、09年14億3800萬ドル、10年16億9700萬ドルだった。一方韓國は07年8億ドルで、08年には10億ドルを突破、09年11億7000萬ドル、10年11億9000萬ドル、11年には過去最高の24億ドルに達した。今年は30億ドルの輸出を目指す。
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