従來ならば、國民が関心を持ち、世論の注目を集める問題は政治的に「敏感な問題」であった。言及すれば「體面を損ない」、説明しようとすれば「一言では言い盡くしがたい」。このため、多くの指導幹部はこのような質問を恐れ、ましてや自発的に提起しようとはしなかった。質問には大急ぎで回答し、「しゃべりすぎて失敗」するのを恐れ、巧みな言葉で質問をかわすことも多かった。それに比べて今年の両會では、省部級の指導幹部が相次いで注目を集める問題に解答し、「質問には必ず回答する」という誠実さを體現、「事前にしっかりと準備する」という真剣な態度を見せた。また、質問に率直に答えるだけでなく、問題解決に向けて行動を起こしている。
注目問題に自発的に答えるという指導幹部の態度は政務公開の成果の表れであり、彼らの理性的で自信にあふれた心理狀態を表し、科學的?効果的な執政方法を示している。
「人民網日本語版」2012年3月10日