中國國家海洋局所屬の「中國海監」は近年、東中國海の中國管轄海域での日本側による國籍不明船の引き上げ行為に対する特別取締り活動、東中國海の中國管轄海域での日本側によるガス田探査活動に対する特別取締り活動、中國管轄海域での日本側調査船による不法調査活動を阻止するための特別取締り活動、APEC上海サミットや北京五輪など國の重大な行事中の海底パイプライン保護などの特別活動を相次いで実施した。
東中國海ガス田、中日共同開発區、蘇巖礁、そして外國の軍艦が頻繁に測量活動を行っている海域など重點海域で巡視?監視活動を実施。毎年船舶は24回近く出航し、航空機は延べ數百機出動している。権益侵害行為を発見すれば呼びかけ、排除、追跡、監視、接近妨害、証拠採取を行っている。
東中國海の管轄海域での権益保全目的の定期巡視活動を初めて行った2007年には、権益を侵害している外國籍の船舶や航空機を10隻(機)余り発見。2010年には権益を侵害している外國籍の船舶延べ70隻、航空機延べ135機を発見。このうち最も目立っているのは某國海軍の艦船で、中國の排他的経済水域(EEZ)に頻繁に現れ、調査や水中探査という権益侵害行為を行っていた。最も多いときには、中國のEEZ內で活動していた某國の軍艦4隻を1日で発見した。
「人民網日本語版」2012年3月22日