現(xiàn)在世界とアジア太平洋地域の情勢には複雑で深い変化が生じ、中國の近隣外交戦略は新たなチャンスと試練に直面している。中國は一貫して「近隣國に善意で接し、近隣國をパートナーとする」外交方針を堅持し、隣國と共に平和?安定、平等?相互信頼、協(xié)力?共栄の地域環(huán)境を築くべく努力している。新華社のウェブサイト「新華網(wǎng)」が伝えた。
こうした背景の下、より良く中國と隣國との関係を発展させ、摩擦や溝を適切に処理するにはどうすべきか。地域の國々が政治的相互信頼を強化し、共通利益を拡大し、交流や協(xié)力を強化するにはどうすべきか。関係國の専門家に聞いてみた。
■日本:山本吉宣?東京大學(xué)名譽教授
中國は北ではユーラシアの多くの國々と上海協(xié)力機構(gòu)を創(chuàng)設(shè)し、南では東南アジア諸國連合(ASEAN)と効果的な調(diào)整を行い、東では韓日と実情に即した外交を繰り広げている。全般的に言って、中國経済が安定した成長を維持していることは、周辺國および全世界にプラスかつ重要な影響をもたらしている。歴史的観點に立つと、中國はロシアおよび中央アジア諸國と割合うまく領(lǐng)土問題を解決した。東南アジアの一部の國とはまだ領(lǐng)土、領(lǐng)海係爭を抱えるが、相互協(xié)力によっていくつかの進展を得ている。東アジアでは、日本との間にまだ歴史問題を抱えるが、両國は基本的に未來志向の日中関係の構(gòu)築に盡力し、これを前提に歴史問題を建設(shè)的に解決しようとしている。
■ロシア:オストロフスキー?ロシア科學(xué)アカデミー極東研究所副所長
中國と日本、韓國、ロシア、インド、ASEAN諸國などとの貿(mào)易の急速な成長は、こうした隣國にとって経済成長の主たる原動力となっている。多くの隣國にとって中國との関係発展は國內(nèi)の経済問題の解決だけでなく、政治問題の解決にも寄與している。中露、中日、中印間の経済?貿(mào)易関係の発展は政治関係の改善に役立っている。例えば中國とインドは経済?貿(mào)易関係の発展に伴い、領(lǐng)土紛爭について交渉を通じて平和的に解決することの重要性を一段と意識するようになっている。