中國とフィリピンの船が中國南海の黃巖島海域で対峙していることについて、中國外交部の劉為民報道官は13日、「黃巖島は中國固有の領土である」と強調したうえで、「フィリピン側が中國漁船を邪魔し、襲撃したことが原因である。中國の主権を侵犯し、南海の平和と安定の維持や、事態の複雑化と拡大を防ぐという雙方の共通認識に反している」と述べた。
また、劉報道官は「黃巖島海域に公務用の船を派遣したことは法執行のための正常な行動であり、中國の漁民と漁船を守るためだった」と強調した。さらに「中國は、北京とマニラの両方からフィリピン側に抗議している。両國の友好関係という大局から考え、中國とともに早期に問題を解決してほしい」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」 2012年4月14日