日本の第5検察審査會の指定弁護士は9日、小沢一郎元民主黨代表への東京地裁の無罪判決を不服とし、東京高裁に控訴する方針を決めた。今回の控訴は日本で多くの物議を醸している。検察側(cè)は自分では小沢氏を起訴できず、検察審査會を秘かにそそのかして起訴させたし、小沢事件自體が日本の検察制度への信頼を大きく揺るがせたのだ。日本で発行されている中國語紙「中文導(dǎo)報」が伝えた。
検察側(cè)は自分では小沢氏を起訴できず、検察審査會を秘かにそそのかして起訴させた。検察側(cè)は捜査過程で得られた小沢氏の無罪を証明する証言を検察委員會に提供せず、「小沢氏は検察側(cè)の3回の調(diào)査に対して、いずれも合理的な説明をできず、最初から最後まで不自然な弁解ばかりだった」「政治資金収支報告書に関する小沢氏の弁解は虛偽だ」「小沢氏の共謀を推認できる積極的な証拠が得られたと言える」などのみを伝え、検察審査會に対して明らかに「有罪誘導(dǎo)」を行った。
検察側(cè)は検察審査會に虛偽の「捜査報告書」を提出しさえした。小沢事件の捜査を擔當した東京地検の田代政宏検事(44)は2010年5月に小沢氏の元秘書の石川知裕衆(zhòng)院議員に対して行った取り調(diào)べの「捜査報告書」に虛偽の內(nèi)容を加えた。この「捜査報告書」によれば、石川氏は「あなたは11萬人以上の有権者に支持されて、國會議員になった(中略)それなのにヤクザの手下が親分を守るようなウソをついたら、有権者を裏切ることになる」との言葉を受け、小沢氏が政治資金趣旨報告書と関係があることを認めたことになっている。
検察側(cè)はこの報告書を検察委員會に提出。検察委員會はこれを証拠に小沢氏を強制起訴した。だが石川氏は取り調(diào)べの際のやりとりを録音しており、法廷で証拠として提出し、田代氏の捏造を暴いた。
1月12日に市民団體が田代氏を虛偽有印公文書作成?同行使容疑で刑事告発したが、検察側(cè)は「役人同士かばい合い」、不起訴の決定をした。
2010年には大阪地検が厚生省の高官、村木氏を有罪にするために証拠を改ざんした事件が起きているが、今回の小沢事件でも繰り返された形だ。このように法律を無視し、勝手放題に悪事をはたらいていることで、日本の検察制度への信頼は大きく揺らいでいる。
「人民網(wǎng)日本語版」2012年5月17日