5月18日に発売された『環球時報』によると、「中國の漁民にとって、今は困難な時期である」。米『International Busines Times』の16日付の記事は「中國漁民が近頃、周辺海域で一連の揉め事に巻き込まれている」ことを例に挙げた。韓國海洋警察隊員殺害で殺人罪に問われた中國漁船の船長に懲役30年の判決が下ったことなどを含め、パラオ海洋警察が中國人漁民に誤って発砲し、死亡させた事件や、フィリッピンとの「黃巖島」問題もまだ続いている。更には「中國の強力な経済援助に頼っている朝鮮でさえ、隣國の大國の漁民にちょっかいを出し始めた」と稱した。
記事は、中朝間の事件は東南アジアとアデン灣一帯で巻き起こっている海賊行為と同じような特徴があると指摘する。そのため、記事のタイトルは「朝鮮『海賊』中國漁船に目をつける」となっている。
英プリマス大學國際海洋法研究學者スタッド氏は17日、『環球時報』で、「今後、中國は外交面で、更に多くの騒ぎに巻き込まれる可能性がある。冷たい海水が様々な紛糾で熱く煮えたぎる時、中國は冷靜さを保つ必要である」と述べた。
アジア太平洋地域の國際関係を研究する日本の學者?仲村澄世氏は、「中國が海洋上で遭遇している様々な面倒は、中國が豊かになったことに関係する。豊かになった中國人が海賊に狙われやすくなるのは當然である。中國にとって、海上摩擦は臺頭する過程でのマイナス要因であり、決していい加減な対応してはいけない」と考える。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年5月18日