外交部の劉為民報道官は6日の定例記者會見で、中國都市部で外國の公館が大気汚染データを公表していることについて、中國の環境データを勝手に測定し公表することは「外交関係に関するウィーン條約」および「領事関係に関するウィーン條約」の規定に沿わない、無責任な行為だと指摘した。
----中國環境保護部の擔當者が先日、外國の公館による中國都市部の大気汚染データの公表に反対したことについて、米國務省報道官は「外交関係に関するウィーン條約」および「領事関係に関するウィーン條約」に違反する行為ではないと述べた。この件についてコメントは。2つ目の質問だが、米側は米國都市部で中國の公館が大気汚染データを公表しても反対しないと述べたが、中國側にそのような考えはあるか。
外國の公館は中國で環境を測定してデータを公表する法定資格も、環境測定を手がける専門の能力や條件も備えていない。中國の環境データを勝手に測定し、公表することは中國の環境測定関連法規にも違反する。このためわれわれは、関係國の公館が広く認められた國際法の原則を遵守し、中國の法規を尊重し、無責任な行為を止めることを希望する。
2つ目の質問についてだが、われわれにそうした興味はない。
「人民網日本語版」2012年6月8日