中國(guó)は発展の戦略的チャンスに対して自信を保つべきだが、自らの試練の在処も十分に認(rèn)識(shí)しなければならない。実際には中國(guó)の試練は眼前ではなく、今後5-10年間にある。真の難題は國(guó)際情勢(shì)や周辺情勢(shì)ではなく、國(guó)內(nèi)の體制変革と社會(huì)環(huán)境にある。真の脅威は軍事衝突ではなく、金融、社會(huì)、ネット、外交といった非軍事的問(wèn)題にある。(文:袁鵬?中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院米國(guó)研究所所長(zhǎng)。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載)
今後5-10年間で中米のパワーバランスは量的変化から質(zhì)的変化への飛躍が一段と進(jìn)む。権威ある國(guó)際機(jī)関は中國(guó)は2020年前後に経済規(guī)模で米國(guó)を上回るとの見(jiàn)解で一致している。その時(shí)には軍事力、科學(xué)技術(shù)力も具體的に向上する。米國(guó)の戦略界は中國(guó)の臺(tái)頭に関して、3つの根本的問(wèn)題に考えを集中させている。(1)13-15億人の人口大國(guó)の臺(tái)頭がもたらす資源、エネルギー、経済上の試練にどう対処するのか?(2)社會(huì)主義大國(guó)の臺(tái)頭がもたらす政治制度、発展モデル、価値観念上の試練にどう対処するのか?(3)主権?領(lǐng)土保全問(wèn)題をまだ完全には解決していない大國(guó)のもたらす軍事?安全保障上の試練にどう対処するのか?
これは中米の現(xiàn)在の角逐は序章に過(guò)ぎず、真の戦略の力比べはまだこれからであることを意味している。いかにして意識(shí)を調(diào)整?適応し、戦略を調(diào)整し、これらの難題を解決して、経済規(guī)模で中國(guó)が米國(guó)を上回った後の両國(guó)関係を受け止めるかが、考えなければならない戦略上の大きな問(wèn)題となる。
各主要國(guó)にとって今後3-5年間は苦境を出して回復(fù)するための正念場(chǎng)だ。各國(guó)は現(xiàn)在期せずして、対內(nèi)的には體制的な変革の深化、対外的には戦略空間の追求に等しく取り組んでいる。これは米國(guó)ではオバマ「新政」と戦略のアジア太平洋回帰、歐州では債務(wù)危機(jī)をめぐる體制?制度変革と西アジア?北アフリカの変動(dòng)への積極的な介入、ロシアでは「プーチン?メドベージェフ體制」を利用した対內(nèi)的な経済復(fù)興の追求、対外的な「ユーラシア連合」の設(shè)立と極東固めという形を取っている。
米歐諸國(guó)が難関を乗り越え、新たな體制的変革を完了し、現(xiàn)在起きつつある新たな技術(shù)革命および産業(yè)革命の支えとなれば、中國(guó)の戦略的好期にとって真の衝撃となる。中國(guó)にとって目下真の試練は、いかにして周辺情勢(shì)を冷靜に見(jiàn)つめ、取り組みの重心を國(guó)內(nèi)の體制?制度の整備と経済?社會(huì)の再生へと転換し、最終的な総合國(guó)力競(jìng)爭(zhēng)に勝利するかだ。