「中國は政治會議のシーズンに入る」。中國の全人代常務委員會が第12期全人代代表名簿を確認したことを受け、あるドイツの學者はこう述べた。「來る數日間、世界第2の経済大國は再びフラッシュを浴びることになる。こうした待遇を受けるのは恐らく米國くらいのものだ」。會議シーズンの前奏である、中共18期中央委員會第2回全體會議が3日間の會期を終えて本日閉幕した。新政府指導者に関する提案と省庁統廃合が主要議題で、その結果は両會で確認されることになると外部は推測している。環球時報が伝えた。
西側メディアは、指導部の任期交代のため、中國は「10年間で最も重要な會議」を迎えると論評している。ドイツのニュース専門局は27日、近く開幕する中國の両會について「今後10年間、中國の政策方針はどこへ向かうか?」とのタイトルで論じた。報道は「中國は昨年末に第18回黨大會を招集し、その新指導者は中國にすがすがしい風をもたらした。歐米がいまだ経済危機にあえぐ中、全世界の視線が中國に注がれている。中國の両會で新しい大きな動きはあるだろうか。中國民衆が最も解決を望んでいるのは貧富の格差、環境保護、腐敗だ。世界は中國への依存を強めており、中國の政策は各國の経済にも影響を與える」としている。
日本の朝日新聞は「中國は間もなく、毎年春に訪れる政治會議のシーズンに入る。任期交代で新しい內閣が間もなく発足するため、今年の全國政協會議と全人代は大いに注目されている」と報じた。
中國の學者、張樹華氏は「第18回黨大會以來、中國は國が定まっていることを外の世界に示し続けている。安定を保ちつつ改革を推進し、國家と社會の全面的発展を促す。これが両會と新政府に中國の庶民があまねく期待していることだ。中國が定まっていることは庶民にとって大きな利益であるだけでなく、世界全體にとっても悪いことではない」と述べた。
「人民網日本語版」2013年2月28日