周小川中國人民銀行(中央銀行)総裁が16日に再任された。周氏はすでに10年間総裁を務めてきた。昨年11月に新たな中共中央委員會に入らなかったため、引退するとの見方が一度は出たが、今月11日に全國政協副主席に當選し、今回また中央銀行総裁に就任した。今回の人事は異例だが、情理にかなったものでもあると関係者は指摘する。
異例の留任の理由は何か?!钢苁悉蠂H的に認められている。中國の実情を熟知しており、続投は金融政策の一貫性を維持するうえでプラスだ」と余永定?中國社會科學院學部委員は言う。余氏はかつて中國人民銀行通貨政策委員會委員として周氏と共に働いた。
周氏は2002年に中國人民銀行総裁に就任し、在任期間はすでに過去最長となっている。今月刊行の英誌エコノミストは周氏について「思考が緻密で、國際的な知名度が高く、改革の意識を備えている」と評した。
多くの専門家はインタビューに、各國の金融政策の溝が深まる中、國際的に認められている周氏の存在は、他の主要経済體との金融政策調整に寄與するとの認識を示した。
「人民網日本語版」2013年3月17日