中國國家海洋局の再編は、中國海洋事業の発展の歴史において節目となる出來事であり、中國の海洋管理體制および業務メカニズムに歴史的な転換が生じたことを示す。
再編後の中國國家海洋局の指導部が3月下旬に確定された。劉賜貴氏が中國國家海洋局の局長になり、黨組織書記と中國海警察局の政治委員を兼任する。
新たな中國國家海洋局の使命
劉局長は、「中國國家海洋局は黨中央および國務院の要求に基づき、妥當?安全を前提とし、再編任務を早期完了する」と表明した。
劉局長は注目を集めている海洋の権益維持について、「全面的に考慮し、念入りに組織し、責任を明確化し、綿密に手配し、釣魚島(日本名:尖閣諸島)の権益維持に向けた巡視を常態化させ、黃色島(スカボロー礁)を守り、情勢のコントロールを実現する。黃海、東中國海、南中國海で、正常な巡視?法執行業務を維持する」と語った。
再編後の中國國家海洋局の職能は、これまで以上に総合的になった。管理範囲の拡大は、権力の強化を示すものかもしれない。劉局長は、「これは業務のあり方のさらなる転換、行政機能の向上を意味するものでもある。職能の転換を加速し、海洋関連の審査事項で取り消すべきものを取り消し、下部に委ねるべきものは下部に委ね、統合すべきものは統合し、強化すべきものは強化する」と語った。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2013年4月1日