アッバス大統(tǒng)領(lǐng)とネタニヤフ首相はこうした背景の下で訪中する。パレスチナとイスラエルが敵対し合って65年になる。両國(guó)首脳は米國(guó)以外では「鶏犬の聲相聞こゆるも、老死に至るまで相往來(lái)せず」だ。こうした時(shí)に彼らが踵を接して北京を訪れることは、中國(guó)に対する両國(guó)の期待と信頼を物語(yǔ)っている。パレスチナとイスラエルの衝突に対して中國(guó)は一貫して和平と交渉を促す責(zé)任ある立場(chǎng)を堅(jiān)持している。2002年以降、中國(guó)政府は中東問(wèn)題特使を任命し、パレスチナ、イスラエル、アラブ諸國(guó)間を奔走し、パレスチナとイスラエルの和平交渉を促すために建設(shè)的意見(jiàn)を提出し、積極的に貢獻(xiàn)してきた。
急速な経済成長(zhǎng)に伴い、中國(guó)はエネルギーの対外依存度をすでに58%にまで高めている。その半分以上が中東からの輸入だ。中國(guó)と中東との貿(mào)易額は2011年に1900億ドルに達(dá)した。2020年には3500-5000億ドルにまで増えると見(jiàn)られる。中東で発生するあらゆる事は中國(guó)に関係する。中國(guó)が中東地域の平和と安定に関心を払うのは當(dāng)然のことであり、こうした関心度は中國(guó)経済の発展と正比例をなす。中國(guó)が中東でプラスのエネルギーをより多く発揮し、中東が中國(guó)の良き聲をより多く耳にすることを期待して良い。
中國(guó)は中東和平に貢獻(xiàn)する良い條件を備えている。中東は世界の各宗派、民族間の摩擦が最も集中する地域だが、中國(guó)は全ての國(guó)と良好な関係を保ち、中東地域で名聲を博している。中國(guó)は中東各國(guó)との間に、歴史上の大國(guó)と中東諸國(guó)との関係の定型とは異なる新しいタイプの國(guó)家間関係を築いた。アッバス大統(tǒng)領(lǐng)とネタニヤフ大統(tǒng)領(lǐng)がほぼ同時(shí)期に訪中することが、こうした関係の証左だ。
中國(guó)外交は全方位的だ。中國(guó)の新指導(dǎo)者は就任後2カ月ですでに世界の5大陸?數(shù)十カ國(guó)の指導(dǎo)者と幅広い接觸を持った。中國(guó)の表門(mén)は中東に向けても開(kāi)かれている。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2013年5月6日