菅義偉官房長官は20日の記者會見で、福島原発事故により中斷されたインドとの原子力協定締結交渉の再開を検討していると表明し、「日本政府はインドとの原子力提攜に重要な意義があるとしている」と語った。29日に実施されるインドのシン首相との首脳會談で、安倍晉三首相は原発輸出を加速するため大々的なPRを行い、原子力協定の早期締結を勝ち取る構えだ。
経済成長戦略の一つとして、安倍首相は原発輸出に積極的な態度を示しており、5月にはアラブ首長國連邦とトルコを訪問し、原子力協定を締結した。安倍首相は、原発輸出を促進するため、自ら経済外交を展開すると表明した。
しかしインドが核兵器不拡散條約(NPT)に加盟していないことから、日本政府の內部ではインドとの原子力協定締結交渉に疑問を呈する聲があがっている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年5月21日