■中國は友好的協議による溝の適切な処理を堅持
王外交部長は「中國の新指導部はASEANを強く重視し、ASEANとの友好協力の発展を近隣外交の優先的方向性として堅持し、ASEANとの戦略的パートナーシップのたゆまぬ強化と深化を堅持し、ASEANの一部の國との問題の友好的協議を通じた適切な処理を堅持する」と表明した。
ASEAN外相會議は6月30日に共同聲明を発表し、「南中國海における関係國の行動宣言」と「南中國海問題の解決に関するASEANの6原則」の遵守および「南中國海における関係國の行動宣言」調印10周年の際に中國とASEANが発表した共同聲明の重要性を強調し、「南中國海における関係國の行動宣言」を関係各國に遵守させ、平和的方法で領土係爭を解決する方針を再確認した。
ASEANプラス3(中日韓)外相會議も同日行なわれ、王外交部長は「ASEANプラス3は東アジア協力の主要チャンネルであり、東アジア経済統合に堅実な支えを提供した。ASEANプラス3協力をしっかりと活用し、地域の平和と繁栄を守り、地域の発展によりよく貢獻しなければならない」と表明。「第1に、ASEANプラス3の主要チャンネルとしての役割をしっかりと発揮する。第2に東アジアの統合を加速する。第3に中日韓協力とASEANプラス3協力の調整を強化する。第4にASEANプラス3の將來の発展についてしっかりと計畫を立てる」と述べた。また「中國は一貫してASEANプラス3協力に積極的に參與している。現在ASEANプラス3は発展深化の正念場にある。中國側は各國との意思疎通や調整を強化し、実務協力を推進し、手を攜えて試練に対処し、ASEANプラス3協力をより高い水準へと押し上げ、地域の平和?安定?発展維持に一層の貢獻を果たしたい」と強調した。
「人民網日本語版」2013年7月1日