釣魚島（日本名?尖閣諸島）をめぐる現(xiàn)在の中日間の係爭(zhēng)は根本的に言って、日本軍國(guó)主義の侵略と拡張がもたらしたものに他ならず、今日の中日間の「島嶼係爭(zhēng)」は日本が日本軍國(guó)主義の侵略の歴史を正しく認(rèn)識(shí)し、扱うことができるか否かに関わるのみならず、カイロ宣言、ポツダム宣言、「日本の降伏文書」で確認(rèn)された第2次大戦後の日本領(lǐng)土の処理、戦後國(guó)際秩序をいかに扱うかという問題にも関わり、さらに日本政府が國(guó)際的な信義誠(chéng)実を尊重し、中日共同聲明と中日平和友好條約で承諾した重大で根本的な原則を承認(rèn)し、履行できるか否かにも関わる。（文：湯重南?中國(guó)社會(huì)科學(xué)院世界歴史研究所研究員）

一、日本の盜み取った中國(guó)の臺(tái)灣の附屬島嶼である釣魚島は中國(guó)に返還するのが當(dāng)然

日本は明治維新後、対外侵略?拡張の「大陸政策」を採(cǎi)用した。1868年に明治天皇が「國(guó)威宣揚(yáng)の御宸翰」で言明した「萬(wàn)里の波濤を拓開し、國(guó)威を四方に宣布する」が近代日本の國(guó)策、目標(biāo)となった。それ以降、日本軍國(guó)主義は対外拡張の青寫真を仕立て上げ、いわゆる「大陸政策」という指導(dǎo)的総方針を打ち出した。その第一歩が南進(jìn)、つまり中國(guó)の臺(tái)灣の侵奪?占拠である。日本「維新三傑」の一人で、軍事政治の大権を掌握した西郷隆盛は當(dāng)時(shí)、中國(guó)の臺(tái)灣を奪取して日本のものとすることを公然と主張した。そして臺(tái)灣を侵奪?占拠するための最初の段取りが琉球併呑だった。日本は1872年、中國(guó)の明?清両朝と500年間宗藩関係を維持した琉球王國(guó)を強(qiáng)引に琉球藩に改め、1879年には琉球王國(guó)を併呑して沖縄県と改稱したうえ、日本人を派遣して県庁を組織し、知事ら役人に任じた。

日本は琉球を併呑するや、中國(guó)の臺(tái)灣の附屬島嶼である釣魚島の侵奪?占拠を密かに畫策し始めた。まず1895年1月に、琉球諸島に屬したことがなく、臺(tái)灣宜蘭県管轄の中國(guó)固有の領(lǐng)土である釣魚島を盜み取り、沖縄県に組み入れた。後に1895年4月の馬関條約（下関條約）でも臺(tái)灣とその附屬島嶼である釣魚島を日本に「割譲」することを清政府に余儀なくさせたが、これは追認(rèn)に過ぎない。

二、カイロ宣言、ポツダム宣言などの國(guó)際文書を踏みにじることは許されない