こうしたあいまいな行為は國際世論や日本國內の識者の非難を招いている。中國人民大學國際関係學院教授でアジア太平洋問題に詳しい黃大慧氏は「日本の経済、政治、國民感情など多方面の要素をまとめると、日本がこの數年で経済の低迷狀態から脫卻し、右傾化を回避するのは難しい。ただ安倍政権があまりに右に傾き、軍事力の拡張を求めれば、中韓などの隣國だけでなく、米國や日本國民でさえ警戒する。こうした外部の力が日本にとって一種の牽制となる」と分析する。
日本がごまかそうとしている本質を隣國はすでに見抜いている。「玉串料」の衣をまとった「別の形の參拝」は安倍首相本人は行かなくても、心は行ったということだ。安倍首相とその背後の右翼勢力は歴史問題や領土問題において正しい認識ができないでいる。こうした本國の人々や周辺國の利益を考えない身勝手な行為は各方面から批判を受けるに違いない。
直接參拝しないことで表面上は「譲歩」した。中日関係、韓日関係の早急な改善を考えると、安倍首相は參拝に慎重にならざるを得ない。國內の経済困難、政治混亂、緊張する隣國関係など數々の問題を前に、安倍首相は本質的問題に同対応するか真剣に考える必要がある。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月11日