1984年の第12期三中全會は「経済體制改革に関する決定」を採択。中國の社會主義経済は計畫経済ではなく、公有制を基礎とする計畫的商品経済であると初めて明確に指摘した。また、都市を重點とする経済體制改革を加速することの重要性を強調。これによって中國の改革は農村から都市へと拡大した。
1992年のトウ小平氏の南巡講和を背景に招集された第14期三中全會は、第14回黨大會で決定された経済體制改革目標「社會主義市場経済體制の確立」を具體化し、企業改革、市場システムの構築、マクロコントロールシステムの構築、所得分配と社會保障改革、農村改革など8分野の改革內容を打ち出し、社會主義市場経済體制の基本枠組みを確立した。
■市場経済體制を整備した第16期三中全會
第15期三中全會は2010年までに中國の特色ある社會主義新農村を建設するとの奮闘目標、「土地請負期三十年再延長政策の貫徹」など農業と農村の世紀をまたぐ発展において守るべき方針を打ち出した。