【新華社北京2月1日】2014年の春節〈舊正月〉を迎えるにあたり、程永華駐日大使は、日本にある中國語新聞「中文導報」に新春の祝辭を発表し、在日華僑?華人と日本にいるすべての同胞に新年のあいさつを送った。全文次の通り。
甲午の年を迎えるめでたい時に、中國駐日大使館を代表して、すべての在日華僑?華人、中國企業関係者と留學生に、謹んで心からのあいさつと祝福を送りたい。中國大使館の業務に支持と関心を寄せている各界の友人に衷心より感謝したい。
2013年は中國共産黨第18回大會の精神を全面的に貫き、実行に移すスタートの年で、引き続き改革を深め、たえず新たな成果を収めた1年だった。新しい中央指導集団は全局を押さえ、作戦を練り、穏中求進〈安定の中で前進を求める、安定させつつ前進をはかる〉の基調をしっかり掌握して、改革全面深化の全體的配置を行い、將來の発展の壯大な青寫真を描いた。中央政府は経済構造の調整と転換?高度化を重點的に進め、発展の質と効率の向上に力を入れた。中國経済は7?7%という中程度の高成長を維持し、世界経済の再生をけん引するうえで積極的な貢獻をした。
2013年に中日関係は未曽有の厳しい局面に立たされた。日本の指導者が中國の強い反対を顧みず、第二次大戦のA級戦犯を祀った靖國神社を頑に參拝し、中日関係の政治的基礎を著しく損ない、もともと難しかった両國関係に新たな、重大な政治的障礙を作り出し、國內外の中華の娘?息子の義憤と非難を招いた。われわれは在日華僑?華人および日本各界の有識者と共に、日本の指導者と一部勢力の歴史問題における時代逆行に斷固反対し、中日関係の正しい方向を守るために努力することを願っている。
広範な在日同胞はこれまで祖國の発展に関心をよせ、祖國の建設のために知恵や力を出すとともに、中日民間交流?協力の重要な架け橋となってきた。皆さんが引き続き愛國愛郷の伝統を発揚し、鋭意進取をはかり、それぞれの分野で業績を上げ、手柄をたて、祖國の改革?開放事業に勇躍參加し、この事業を推進して、「二つの百年」〈注〉の奮闘目標と中華民族の大いなる復興のために積極的な役割を果たすよう希望する。
2014年は改革の全面的深化の1年目であり、希望に満ちた1年だ。改革?革新の精神を大いに広く発揚し、「中國の夢」を実現する偉大な征途で新たな業績を上げ、麗しいあすを開こうではないか。大使館はこれまでと変わらず、広範な在日同胞の正當で合法的な権利?利益を守り、皆さんが日本で生きていき、発展をとげるための有利な條件を整え、強力な保障を與えていく。
偉大な祖國の繁栄隆盛、人民の幸福平安を祈り、すべての在日同胞が午年に幸運で、何事もうまくいくよう祈る。
程大使は、「新華僑華人報」にも新春の祝辭を発表し、またCCTV大富テレビを通じて、在日華僑華人に向けた新年のあいさつのビデオを放映した。
注中國共産黨創立100年までに小康社會〈わりあいゆとりのある社會〉を完成させ、新中國成立100年までに近代化をほぼ実現すること。
(新華網日本語)