中國の國力上昇を一部の國は注視している。米國および中國周辺の一部の國が、中國の力の臺頭およびその意図に対して、多少の疑いを抱くのも正常なことだ。例えば米國は中國の防空識別圏設定について、多少解せずにいる。しばらくの間というもの、米國は海洋、宇宙、サイバー空間での中國の能力整備および動機に対しても疑問を抱いている。中國の力が高まり続けるにともない、唯一の超大國である米國は新たな疑いを抱くことが予想される。
中國側も米國に説明してもらいたい疑念や懸念が多くある。中國の前指導者數人の通信に対する米國の監視、中國の政府機関および銀行に対する米國家安全保障局の盜み見、中國の主権に関わる一連の問題において中國の権益を損なう米國の全ての行いも同様に、中國と新型の大國間関係を共に構築するという米國政府の誠意を試している。
全體的に言って、中米関係は基本的に安定している。様々な問題はあるものの、依然コントロール可能な範囲にある。中米は國交樹立から35年で、豊富な協力競爭と理性的駆引きの経験を蓄積しており、両國にとって中米首脳會談はトップレベルの意思疎通の正常な制度だ。年內に両國首脳がさらに會談することで、確実に両國関係は引き続き安定し、両國協力の拡大と深化が促される。非衝突、非対立、相互尊重、協力?ウィンウィンという新型の大國間関係の構築は、中米が必ず通らなければならない道だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月26日