米國のヘーゲル國防長官が7日、常萬全國防部長(國防相)兼國務委員の招待で青島に到著した。中國に4日間滯在する。ヘーゲル長官の訪中は昨年2月の就任以來初だ。中國新聞網が伝えた。
同日、ヘーゲル長官一行は中國海軍の空母「遼寧」を視察した。
「これは中米両軍交流にとって重大な出來事だ」。軍事科學院中米防衛関係研究センターの姚雲竹センター長はヘーゲル長官の今回の訪中について「中米両軍関係の安定、相互信頼の強化、戦略面の誤った判斷の減少に重要な役割を果たす」と指摘。「中米関係において中米両軍関係が果たす役割は近年重要性を増している。特に両軍交流が日増しに活発化し、範囲が徐々に拡大するに伴い、両軍関係は両國関係全體における重みを増しており、両國関係の目玉の1つとなっている」と述べた。
國防大學の歐陽維教授は「両國元首の昨年の合意を前提に、ヘーゲル長官の今回の訪中は両國の戦略的相互信頼の強化に資する。戦略面の誤った判斷の発生を効果的に減らすだけでなく、新型の両軍関係の構築、より実務的な軍事協力の実施への後押しにもなる」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月8日