中央人民政府駐香港特別行政區連絡弁公室(中連弁)の張暁明主任は現地で「中央は現在の香港情勢を非常に注視している」と表明。習近平國家主席が先月香港ビジネス界?専門家北京訪問団と會見した際の発言を引用して「『二制度』のみを重んじ、『一國』を重んじないのは許されない。香港の資本主義制度の継続のみを重んじ、國の社會主義制度の堅持を重んじないのは許されない。香港の高度の自治権のみを重んじ、香港に対する中央の統治権を重んじず、さらには排斥するのは許されない」と指摘した。中國新聞網が伝えた。
張主任は14日、香港立法會の大部分の議員を招待し、香港情勢について意見交換し、議員らから意見や提案を聞いた。
張主任は「香港返還以來の政治制度発展問題をめぐる爭いの核心は、『一國』の原則を尊重するか否か、香港に対する中央の統治権を尊重するか否か、基本法の憲法的地位を尊重するか否かであり、これらは『一國二制度』の実踐?発展の方向性に関わる根本的是非の問題だ。まさに習主席が先月香港ビジネス界?専門家北京訪問団と會見した際に指摘したように『『一國二制度』の下、大陸部は香港の実行する資本主義制度を尊重し、寛容である必要があり、経済発展と社會管理面で香港の成功経験を參考にすることもできる。香港も國が実行する社會主義制度、特に政治體制を尊重する必要がある。『二制度』のみを重んじ、『一國』を重んじないのは許されない。香港の資本主義制度の継続のみを重んじ、國の社會主義制度の堅持を重んじないのは許されない。香港の高度の自治権のみを重んじ、香港に対する中央の統治権を重んじず、さらには排斥するのは許されない』」と表明。
「中央は現在の香港情勢を非常に注視している。香港は開かれた自由な社會であり、香港市民は政治制度改革問題に対する様々な意見や訴えを、デモや集會を含む各種合法的なルートや方法を通じて表明することが完全にできる。『セントラル(中環)占拠』運動は『色の革命』の手法を真似て、過激な街頭抗爭方式、さらには政府機関への突撃、交通要路の長期封鎖などの方法によって中央政府と特區政府を脅し、すでに発効した決定の撤回を全人代常務委員會に要求し、行政長官と特區政府高官の辭任を要求する試みであり、これらが『セントラル占拠』運動の性質を決定づけている」と指摘した。
張主任はさらに「『セントラル占拠』は『一國』原則に違反し、中央の権力に挑戦し、基本法を軽視する重大な社會政治事件であり、香港の現行法に公然と違反する不法活動だ。『セントラル占拠』は香港に多大な経済的損失をもたらし、多くの市民の生計に影響を與えたのみならず、香港の法治の根幹、民主主義の発展、社會の調和、國際的イメージ、および香港と大陸部との関係にも多方面の損害を與えた。香港市民全體にさらに多くの代償を支払わせない最良の方法は、『セントラル占拠』のできるだけ早い終結だ」と強調。
「立法會議員が香港全體の利益と市民の幸福に重きを置き、一致団結して、『一國二制度』を斷固として守り、梁振英行政長官の指導する特區政府による法にのっとった施政を斷固として支持し、香港の法治を斷固として守り、立法會の正常な運営を斷固として守り、職責を果たして香港市民に奉仕することを希望する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月15日