日本とフィリピンは中國(guó)との間に領(lǐng)土係爭(zhēng)を抱えている。安倍首相とアキノ3世大統(tǒng)領(lǐng)は法治?平和?航行の自由の標(biāo)榜を好む。しかし事実上、両國(guó)はアジアで最も反中的だ。中日の近年の緊張情勢(shì)は、日本の一方的な釣魚(yú)島（日本名?尖閣諸島）の「國(guó)有化」を発端とする。中比の緊張情勢(shì)は、フィリピンが黃巖島で本國(guó)最大の軍艦を動(dòng)員し、中國(guó)の漁師を捕まえたことを発端とする。今やタッグを組んだ両國(guó)は、どのように中國(guó)を挑発し、アジアを苦しめようとしているのだろうか。

アキノ大統(tǒng)領(lǐng)は3日、日本メディアに対して、「フィリピンは米軍の存在を必要としているが、不幸なことにフィリピンの憲法は外國(guó)の軍事基地の保有を認(rèn)めていない。比米の防衛(wèi)協(xié)力強(qiáng)化協(xié)定が認(rèn)められれば、フィリピンは南中國(guó)海で腕を振るうことができる」と述べた。米紙は、「アキノ大統(tǒng)領(lǐng)は南中國(guó)海問(wèn)題がエスカレートする中で訪日した。中國(guó)の南中國(guó)海の行為に反対する各國(guó)のうち、フィリピンが最も攻撃的だ。フィリピンは中國(guó)を相手取り國(guó)際裁判所に提訴しており、さらに南中國(guó)海を西フィリピン海と呼んでいる」と伝えた。

比日が共同聲明に調(diào)印した同日、フィリピンの一部の活動(dòng)家がマニラの駐比中國(guó)大使館前に集まり、南中國(guó)海問(wèn)題について中國(guó)に抗議し、「南中國(guó)海は中國(guó)に屬しない」と訴えた。香港の『亜州週刊』は、「中國(guó)の埋立工事を批判しているフィリピンは1940年代より、南中國(guó)海の島嶼の調(diào)査、資源開(kāi)発、さらには占領(lǐng)などの行動(dòng)を開(kāi)始している。フィリピンは1960?70年代に、西月島、南鑰島、中業(yè)島などの面積の広い8つの島を占領(lǐng)した。中業(yè)島で軍事基地、空港、商店、発電所などのインフラを整えた」と指摘した。

フィリピンメディアは、フィリピンへの対潛哨戒機(jī)「P3C」輸出は、日本にとって初の大規(guī)模な武器輸出になると報(bào)じた。日本は昨年、武器輸出の規(guī)制を緩和した。安倍首相は日本の世界における軍事的役割を大幅に拡大し、各國(guó)と協(xié)力條約を締結(jié)し、日米同盟を充実化させている。

日本はフィリピンを抱き込むほか、さらにG7と連攜し中國(guó)に対応しようとしている。時(shí)事通信社は4日、「安倍首相は5～9日の日程で、ウクライナとドイツを訪問(wèn)する。ドイツで開(kāi)かれる先進(jìn)7カ國(guó)（G7）首脳會(huì)議では、中國(guó)が南中國(guó)海で軍事目的として進(jìn)める大規(guī)模な巖礁埋め立ての中止を求め、Ｇ7の結(jié)束を確認(rèn)したい考えだ」と報(bào)じた。

元外務(wù)省國(guó)際情報(bào)局長(zhǎng)の孫崎享氏は、「日本は南中國(guó)海の直接的な関係國(guó)ではなく、第三國(guó)だ。日中関係が冷え込む中、日本が大聲で批判し、中國(guó)が引くに引けなくなれば、行動(dòng)がエスカレートし逆効果だ。日本は余計(jì)なことに手出しをしないほうが良いだろう。南中國(guó)海の埋立工事はベトナムもやっているが、中國(guó)を批判するならば、なぜ中國(guó)だけと反論されるだろう」と指摘した。日刊ゲンダイは、安倍首相が日本のリスクを高めていると論じた。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2015年6月5日