中國(guó)と英國(guó)はそれぞれユーラシア大陸の両端に位置し、一方は東洋を代表し、一方は西洋を代表する。100年あまり前、英國(guó)の詩(shī)人キップリングが、「東は東、西は西、両者は永遠(yuǎn)に相まみえることはない」と嘆いた時(shí)、今日の英國(guó)が中國(guó)にとって「西側(cè)で最も有力な支援者」となり、「西側(cè)で最もよきパートナー」となったことを創(chuàng)造できただろうか。（文：劉暁明?駐英國(guó)中國(guó)大使。人民日?qǐng)?bào)掲載）

私が中國(guó)の駐英國(guó)大使に就任して5年が過(guò)ぎた。この5年間、私は「グレートブリテン」が確かに1つの「?jìng)ゴ螭省箛?guó)家であることを深く感じてきた。英國(guó)人は、中國(guó)には「4大発明」があり、英國(guó)には「3大貢獻(xiàn)」があるとよくいう。3大貢獻(xiàn)とは、英語(yǔ)、産業(yè)革命、議會(huì)制度だ。人類の近現(xiàn)代の文明に関していえば、英國(guó)は重大な貢獻(xiàn)を行い、あまたの科學(xué)者、文學(xué)者、思想家、政治家を生み出したといえる。今日の英國(guó)は、金融サービス、科學(xué)研究?教育、世論の影響力などで引き続き世界のトップに位置し、世界で流行するさまざまな新しいコンセプト、たとえば「新興5カ國(guó)」（BRICS）、「低炭素経済」、「クリエイティブ産業(yè)」などは、いずれも英國(guó)人が創(chuàng)造したものだ。

この5年間、私は中國(guó)と英國(guó)の間には一致する興味がたくさんあること、同じような志や理想があることを深く感じてきた。中國(guó)はお茶の故郷であり、英國(guó)人はお茶無(wú)しでは一日もいられない。中國(guó)はサッカーの発祥地であり、英國(guó)は近代サッカー発祥の地だ。中國(guó)は昔から「長(zhǎng)城の內(nèi)側(cè)は花園」と言われており、英國(guó)の造園技術(shù)は成熟し、人々は夢(mèng)中になって庭を造る。より重要なことは、中英はともに忠誠(chéng)で正直、禮儀正しく穏やか、慎み深く自制心があり、堅(jiān)忍不抜の民族精神を貴んでいるとうことだ。いずれも「自分が立とうとするならまず人を引き立て、自分が達(dá)しようとするならまず人が達(dá)するようにする」、「自分が達(dá)したならあまねく天下を善くする」という理想と抱負(fù)を抱き、「海は百川を受け入れ、受け入れて非常に大きい」という壯大な胸懐と気概をもっている。こうした格調(diào)高い精神が英國(guó)の輝きを生み出し、今日の中國(guó)の民族振興の実現(xiàn)を後押ししている。