二つ目の物語は、「草ぶきの學(xué)?!工卧挙扦?。「草ぶきの學(xué)?!工?、曹文軒先生が書いた児童文學(xué)作品です。2016年4月4日、曹文軒先生はアンデルセン國際文學(xué)賞を受賞しました。この賞は児童文學(xué)分野のオスカー賞、あるいはノーベル賞といえるものです。中國人で初の受賞でした。曹先生は北京大學(xué)の教授です。「草ぶきの學(xué)?!工稀弗单螗单螅ㄉI#工趣いψ庸─慰嚯yを描いた物語ですが、曹先生の作品には多くの同情であふれています。この憐憫の情は、苦難にも負(fù)けずに奮闘する姿を通じて描かれます。このことから、世界ではどんなテーマが求められているのかがわかります。つまり本當(dāng)の中國をテーマにすべきであり、多面的な中國をテーマにするべきだということです。この物語もまた、よく表現(xiàn)された「チャイナストーリー」の一つと言えるでしょう。
それから、とても重要な概念があります?!杆饯问工趣いσ馕钉?、今年アカデミー外國語映畫賞を受賞したイラン映畫の「セールスマン」を挙げたいと思います。これはアスガル?ファルハーディー監(jiān)督の作品です。同監(jiān)督がアカデミー賞を受賞したのは2作目です。1作目は2012年公開の「別離」です。彼の作品は人間の感情、生活を非常にうまく表現(xiàn)しています。物語は非常に複雑で起伏の激しいものですが、人情というものを人類共通のテーマとしており、その生き生きとした実例となっています。イランで作られたこの物語は、中國の文化を伝えていく上での模範(fàn)となります。世界がどんな題材を求めているかがわかるのです。
「どうやってメディア効果を発揮すべきか」と、メディア業(yè)界の人が尋ねてきたことがあります。それについて1つ例を挙げたいと思います。それはマルコポーロです。彼はイタリア人で、13世紀(jì)に元の大都、現(xiàn)在の北京にやって來ました。その頃の北京は発展しており、平和で裕福な都でした。マルコポーロが世界に中國を紹介したことで、西洋は中國に対して非常に良い印象を持ちました。しかし「啓蒙の世紀(jì)」に活躍したフランスの哲學(xué)者、モンテスキューなどの中國の印象は、それと異なるものになりました。私たちはイギリスのテレビ制作會(huì)社と共に「マルコポーロをたずねて」という番組を作りました。この作品はイギリスやイタリアで放送されましたが、これはイタリアの若者に一人の傍観者としてマルコポーロの足跡を辿るものでした。マルコポーロが歩んだ場所が、現(xiàn)在どのように変わっているのかを見るものです。この作品は大きな評(píng)判を呼びました。2億7500萬人がこの番組を視聴しました。ネットでも900萬以上のアクセスを得ました。中國にとって非常にプラスとなるイメージが與えられたことは、私の印象に深く殘っています。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2017年3月9日