米國とイランの対立の激化、中東?灣岸地域情勢の緊張のエスカレートについて、中國の張軍?國連大使は6日の記者會見で、「中國側は本件を非常に懸念している。喫緊の課題は、中東?灣岸情勢のエスカレート、制御不能の防止だ。中國側は國連安保理常任理事國として、積極的に外交活動を展開している」と述べ、次のように続けた。

　中國の王毅?國務委員兼外交部長はロシアのラブロフ外相、フランスのルドリアン外相、イランのザリフ外相などと電話し、同地域の平和?安定の維持に取り組んでいる。中國側は國際関係における武力の濫用に反対している。米國側の一本的な軍事危険行為は國際関係の基本準則に背き、地域の緊張情勢を激化させた。中國側は米國側に、武力濫用を避けるよう求める。各國には自制を維持し、対話により問題を解消するよう呼びかける。同時にイラクの主権?獨立?統一?領土保全は尊重されるべきだ。

　安保理は世界の平和と安全を守る最も重要な責任を負っている。國際社會及び安保理は、現在の情勢を沈靜化するため努力するべきだ。中國側はイランの國連大使が安保理に書簡を送り、米國の関連行動を注視し、責任を負うよう求めたことに注意している。中國側は本件について、各國と緊密な意思疎通を維持し、公正かつ客観的な立場を貫き、國際法及び公平?正義を守り、中東?灣岸地域の平和と安定を守ることを願う。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2020年1月7日