外交部の耿爽報道官は14日のオンライン記者會見で、米國のポンペオ國務長官がこのほど取材を受けた際に、再び中國に関する否定的な言論を行ったことについて、「その言論は相変わらず中米関係の歴史と現実を顧みず、冷戦思考と政治的な偏見に満ちていた。中國はこれに斷固反対する」と反発しました。
耿報道官は、「中國は他國の內政を干渉しない原則を貫いている」とした上で、「駐米中國大使館と各種民間団體が、國際法と中米両國間協定に基づいて米國各級政府と進めている米國務長官の言論は冷戦思考と政治的偏見=外交部交流活動は、相互理解、交流と協力を促すためのもので、合法的な活動である。非難すべきものではない」と指摘しました。
また、「中國が歩んでいる道は中國の特色ある社會主義であり、中國共産黨による指導はその核心的特長だ。これは歴史と人民によって選ばれたもので、中國人民と中國共産黨の関係を離間するいかなる企みも無意味である」と強調しました。
さらに耿報道官は、「健全な中米関係は両國の利益と一致するもので、國際社會が望んでいるものでもある」とした上で、米國の一部の人が冷戦思考とイデオロギー上の偏見を捨て、中國の政治制度に対する中傷や両國の正常な交流と協力活動を破壊するような行為を停止するよう呼びかけました。
「中國國際放送局日本語版」2020年2月15日