瀋陽市政府が14日の記者會見で発表した情報によると、吉林省舒蘭市の集団感染が省を跨ぎ瀋陽市に広がり、瀋陽市の感染者がすでに3人に増加している。瀋陽市は速やかに緊急対応態勢に入り、濃厚接觸者及び吉林市から瀋陽市を訪れた人員など関連リスク人員について全面的な調査を行い、予防?管理の網を密にしている。現在まで7500人以上の隔離?観察を行い、PCR検査を行っている。同時に中學1?2年、高校1?2年、中等職業學校の一部の學年の學校再開計畫を中止する。再開の時期を再び延期し、無斷の學校再開を厳禁する。
瀋陽市疾病予防管理センターの孫百軍主任によると、舒蘭市の集団感染関連の感染者である郝某は10日、瀋陽市で感染が確認された。その同じ寮の部屋に寢泊まりする孫某、職場の喫煙室で接觸したことのある同僚の呂某も前後して感染が確認された。瀋陽市の現地では89日連続で新規感染者と新規疑い患者が出ていなかったが、新たな動きが生じた。
現在すでに濃厚接觸者と間接接觸者1093人の集中もしくは自宅隔離?観察を行っており、その他のリスクのある6434人についても集中もしくは自宅隔離?観察を行っている。瀋陽市は13日、4月22日以降に吉林市から瀋陽市を訪れた人員について一律で21日間集中隔離し、計3回のPCR検査を行うよう求めると発表した。
記者の調べによると、3人の感染者が出た後、瀋陽市は5600人以上のPCR検査を行った。結果はいずれも陰性。その他のリスク人員については検査中だ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年5月15日