第3回中國國際輸入博覧會の開幕式が4日夜に上海で行われ、習近平國家主席がビデオ形式で基調演説を行った。ここでは、基調演説の要點を名言の形で振り返ってみよう。
◆中國は各國と共に、開放する中でチャンスを作り、協力する中で難題を打開し、手を攜えて人類のさらに素晴らしい明日を創造することを望んでいる。
◆中國が防疫上の安全を確保したうえで予定通りこの世界貿易の盛會を開催したことは、世界と市場機會を分かち合い、世界経済の回復を後押しするという中國の真摯な願いの表れだ。
◆3年間の発展を経て、輸入博覧會は展示品を商品に変え、出展企業を投資企業に変え、創意と理念について交流し、中國と世界を結び、國際買付、投資促進、人的?文化的交流、開放的協力の四大プラットフォームとなり、全世界が共に享受する國際公共財となった。
◆新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界経済には不安定化要因と不確定要素が増えた。歴史を見ると、どのようなリスク、どのような災難、どのような逆流に遭おうとも、人類社會は常に前進してきたのであり、かつ必ずや引き続き前進することができる。
◆我々は連攜して、共同でリスクと試練に対処し、協力と意思疎通を強化し、対外開放を拡大する必要がある。
ーー我々は協力?ウィンウィンの共同開放の推進に盡力する必要がある。
ーー我々は協力し共に擔う共同開放の推進に盡力する必要がある。
ーー我々は協力?共同ガバナンスの共同開放の推進に盡力する必要がある。
◆各國は苦楽を共にする運命共同體であり、重大な危機を前にして自國の事のみを考えて他國を顧みなくても良いという國はない。団結と協力は試練に対処するための必然的選択だ。
◆我々は協力?ウィンウィンの理念を堅持し、邪推するのではなく信頼し、拳を振り上げるのではなく手を攜え、嘲り罵るのではなく話し合い、各國の共通利益に重きを置き、経済グローバル化がより開放的?包摂的で、あまねく恩恵の及ぶ、均衡のとれたウィンウィンの方向へと発展するよう後押しする必要がある。
◆リスクと試練を前にした時に、各國が唯我獨尊になり、他國を害して自らも不利益を被るようなことをするのではなく、同舟相救い、各自の責任を盡くすべきであることは、歴史と実踐によって証明されている。
◆経済グローバル化のもたらす課題を前に、一國主義と保護主義が國際秩序と國際ルールを損なうのを放置するべきではなく、建設的な姿勢で世界経済ガバナンスシステムを改革して、マイナス面を排除しプラス面を確保する必要がある。
◆我々は國內の大循環を主體とし、國內?國際の2つの循環が相互に促進する新たな発展構造の構築を打ち出した。これは決して閉鎖的な國內循環ではなく、より開放的な國內?國際の2つの循環であり、中國自らの発展に必要であるだけでなく、各國の人々により幸福をもたらすものだ。
◆中國市場を世界の市場、共有する市場、皆の市場にして、國際社會にプラスのエネルギーをさらに多く注ぎ込む。
第1に、開放の新たな重要拠點を確立する。
第2に、対外貿易の革新的発展を促進する。
第3に、ビジネス環境を最適化し続ける。
第4に、二國間?多國間?地域協力を深化させる。
◆中國人は「初志を貫徹しなければ立派な人間ではない」とよく言う。現在、世界経済の発展は厳しい試練に直面している。我々は信念を堅め、勇気を高め、共に困難を克服する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月5日