外交部(外務省)の趙立堅報道官は28日の定例記者會見で、「中國は、ウイルスにレッテルを貼り、新型コロナウイルス感染癥のパンデミックを政治的に利用する誤ったやり方に斷固として反対する」と述べた。
【記者】バイデン米大統領は26日、米連邦政府はその政治的指導者の行為がアジア系米國人や太平洋諸島系の人々に対する嫌悪を助長したことを認めなければならないとする大統領令に署名した。この行為には、新型コロナウイルス感染癥を表すのに地理的位置を用いたことが含まれる。バイデン大統領はまた、アジア系米國人や太平洋諸島系の人々が米國で受けた人種差別やヘイトクライムを非難し、取り締まるよう連邦政府に指示した。これについて、中國側としてコメントは。
【趙報道官】新型コロナウイルス感染癥の問題における中國の立場は一貫した明確なものだ。新型コロナウイルスは全人類共通の敵であり、人種や國を區別しない。世界保健機関(WHO)と國際社會は、ウイルスを特定の國や地域と関連付けることに明確に反対している。
ウイルスの起源解明は、非常に厳格な姿勢で、科學者が世界規模で調査と研究を実施しなければならない。中國はまた、ウイルスにレッテルを貼り、パンデミックを政治的に利用する誤ったやり方に斷固として反対する。
中國は米國が一日も早く感染拡大の勢いを抑え込むことを望んでいる。米國を含む國際社會と共に、新型コロナ感染癥との闘いにおける世界の協力を推進していきたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月29日