新疆の綿畑の機械化された綿摘みの寫真を示す華報道官
H&Mやナイキなどの企業が新疆維吾爾(ウイグル)自治區の生産品の使用を拒絶する聲明を出して、中國のネットユーザーの間で強い反響を呼んでいる件について、外交部(外務省)の華春瑩報道官が25日の記者會見で質問に答えた。
【記者】H&Mが新疆産綿花を使用しないとの聲明を出したため、中國のネットユーザーはH&Mのボイコットを要求している。アディダスやナイキなどの外國ブランドもネットユーザーのボイコットの対象となるかもしれない。この件について、中國側としてコメントは。
【華報道官】言及された狀況には留意している。以下の點だけコメントしておきたい。
第1に、新疆地域の綿花は世界で最も良い綿花の1つであり、これを使用しないのは関係企業にとって損失だ。
第2に、新疆地域での「強制労働」に関する非難は完全に特定の反中勢力がでっち上げた悪意ある噓であり、中國のイメージを悪くし、新疆の安全と安定を損ない、中國の発展を阻止することが目的だ。
第3に、少數民族を含む人々の雇用機會を増やすことは、普通の人なら誰しもが良い事だと考えるだろう。そうすることで人々がより良い暮らしを送れるようになるからだ。だが、これを強制労働あるいは暗澹たる抑圧だと見なす者がいる。なぜか。それは彼らが自らの歴史において數百年にわたり実際にそうしてきたからであり、そして今、自らの経験を他者に當てはめてそう判斷している。
第4に、中國は公明正大であり、中國國民は友好的で開放的だ。だが中國國民の民意を侮ってはならず、中國國民の民意に背いてもならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年3月26日