米海軍の「セオドア?ルーズベルト」空母打撃群は7日、南海における合同軍事演習(xí)を終えた。「セオドア?ルーズベルト」が南海に押し入ったのは今年になって3回目で、米國(guó)が南海の平和の最大の脅威であることが、改めて証明された。

　米國(guó)の覇権版図の中で、南海はインド洋太平洋領(lǐng)域での指導(dǎo)的な地位を維持するための鍵となる海域であり、中國(guó)を抑制するために重要な足がかりとみなされている。米國(guó)の主導(dǎo)と扇動(dòng)により、域外國(guó)家が南海でトラブルと緊張を引き起こしたことが南海「軍事化」の根本的な原因だ。そして現(xiàn)在の情勢(shì)からすれば、米國(guó)が南海をかく亂しようとするのは、愚かな妄想だ。

　まず、米國(guó)が同盟國(guó)を糾合して中國(guó)を軍事面で圧迫しようとするのは、現(xiàn)実的でない。「クアッド」を構(gòu)成する國(guó)を例にするならば、日本とオーストラリアはたびたび強(qiáng)硬な言論を発しているが、その艦隊(duì)が単獨(dú)あるいは米國(guó)の片棒となって「島や巖礁に押し入る」行動(dòng)をしたことはない。域外にあるその他の大國(guó)が、中國(guó)に対して実際の挑発を行うことは、さらに容易ではない。

　重要なことは、南海をかく亂する米國(guó)の行為は、平和を維持し共に発展を目指す域內(nèi)國(guó)家の願(yuàn)いと相反しており、人心を得ることはできないことだ。全世界は2020年以來(lái)、感染癥のダメージを受けている。中國(guó)と東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）は手を攜えて困難を乗り越え、感染癥対策における?yún)f(xié)力を進(jìn)めている。また、中國(guó)とASEANは貿(mào)易と投資の分野で世界情勢(shì)とは逆に成長(zhǎng)を?qū)g現(xiàn)させ、相互にとって初めて最大の貿(mào)易パートナとなった。特に、地域的な包括的経済連攜協(xié)定（RCEP）の締結(jié)は、中國(guó)－ASEAN運(yùn)命共同體の構(gòu)築に大きな動(dòng)力を注入した。

　現(xiàn)在は、中國(guó)とASEANが共に努力することで、南海の情勢(shì)は総體的に安定している。雙方は海の問題への取り組みでの協(xié)力を強(qiáng)化しており、「南海行動(dòng)準(zhǔn)則」締結(jié)のための協(xié)議を加速し、意見の相違を適切にコントロールする自信と能力、知恵を有している。フィリピンのドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)も最近、中國(guó)との領(lǐng)土問題の平和的解決を希望すると明言した。ASEAN4カ國(guó)の外相が最近になり立て続けに訪中したことは、周辺國(guó)が米國(guó)の覇権維持のための道具になることを望んでいないということを、さらに明確に物語(yǔ)っている。

　南海は米國(guó)が覇権を維持するための競(jìng)技場(chǎng)ではない。米國(guó)がかく亂しても、域內(nèi)國(guó)家が持つ平和的発展を進(jìn)める決意と努力を破壊することはできないだろう。（CRI論説員）

  「中國(guó)國(guó)際放送局日本語(yǔ)版」2021年4月11日