英國南西部にあるコーンウォールで行われていたG7サミットは13日、3日間の日程を終えて閉幕した。G7は新型コロナウイルスワクチンの供與や経済回復などでコミットメントを示したが、これについて國際的な政界の要人や國際機関は、遅かったうえに到底不十分だと指摘する。新華社が伝えた。
G7は共同宣言で、來年末までにワクチン10億回分を世界に供與してパンデミックの早期収束を後押しすること、國際保健緊急対応體制を強化し、新しいワクチンの開発サイクルを100日へと短縮することを表明した。
G7のワクチンに関するコミットメントについて、グテーレス國連事務総長は歓迎すべき正しい決定ではあるが、世界の新型コロナとの闘いにおける歐米諸國の努力は「到底不十分」だと指摘する。
英國のブラウン元首相は、G7のコミットメントは遅かったうえに不十分であり、真の解決策ではないと指摘し、「彼らは(新型コロナとの闘いの)第1段階の試験に合格しなかった」とした。
國際救援組織オックスファムの保健政策擔當者は、G7の供與できるワクチンが最多でも10億回分だけであるのなら「今回のサミットは失敗だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月15日